学会賞

★ 学会賞推薦の手順(pdf) をご参照ください。

2015

 2015年の地域漁業学会(広島大会)において、以下のとおり、中楯賞、および学会賞の受賞が決まりました。なお、柿本賞は該当がありませんでした。

<地域漁業学会賞>

小川 真和子 会員

<地域漁業学会奨励賞(中楯賞)>
佐々木 貴文 会員

2014

 2014年の地域漁業学会(三重大会)においては、中楯賞、柿本賞、および学会賞の受賞はありませんでした。

2013

 2013年の地域漁業学会(鹿児島大会)において、以下のとおり、中楯賞、柿本賞、および学会賞の受賞が決まりました。

<地域漁業学会賞>
東村 玲子 会員
 『ズワイガニの漁業管理と世界市場』成山堂書店,2013

<地域漁業学会功労賞(柿本賞)>
小野 征一郎 会員

<地域漁業学会奨励賞(中楯賞)>
玉置 泰司 会員
「水産業・漁村の多面的機能と政策形成の特徴に関する一連の研究」

鹿熊 信一郎 会員
「沿岸域における水産資源管理に関する研究」

2012

 2012年の地域漁業学会(京都大会)において、以下のとおり、中楯賞の受賞が決まりました。なお、学会賞と柿本賞は該当がありませんでした。

<地域漁業学会奨励賞(中楯賞)>
河原 典史 会員(立命館大学)
「水産移民に関する歴史地理研究」
 このたび地域漁業学会奨励賞をいただき、誠にありがとうございます。  受賞の場に、修士論文での調査以来お世話になっている福井県美浜町の方々が、ミニシンポの登壇者として同席されていたことも、何かのご縁と思います。そして、柿本典昭先生には、天国に向かって今回の受賞のご報告とお礼を申し上げます。私を水産移民の歴史地理研究に導いてくださったのは、大学院博士課程在学時に対馬の日韓合同調査に参加を勧めていただいた柿本先生にほかありません。それを契機に、瀬戸内海から対馬、さらに韓国済州島へと移動する水産移民について本格的に調査を開始しました。やがて、それはカナダでの日本人水産史の研究へ展開するようになったのです。今回の受賞を励みに、そして甘えることなく、今後とも研鑽を重ねて参ります。本当に、ありがとうございました。

増﨑 勝敏 会員(大阪府立旭高等学校)
「漁撈民俗学に関する実証研究」
 私はこれまで、高等学校の教壇に立ちながら、漁撈民俗学の研究に携わって参りました。「野にある者」として本賞を頂戴し、光栄に存じます。有り難うございました。  「なぜ漁業の研究を?」と尋ねられます。自分でもうまく答えられませんでした。しかし、高知のある漁村で、家族の心配をよそに嬉々として船を運ぶ老漁師の姿を見て、彼をオキへとつき動かしている何かに、私の学問の根底があるのだと感じました。  民俗学で漁撈を手がける研究者は多くありません。それゆえに、この分野での研究に微力ながら貢献すべく励んでゆきたいと思います。

2011

 2011年の地域漁業学会(鹿児島大会)において、以下のとおり、学会賞および中楯賞の受賞が決まりました。なお、柿本賞は該当がありませんでした。

<地域漁業学会学会賞>
片岡千賀之 会員
「地域漁業の近現代史の研究」
 学会賞、ありがとうございました。  今後も、各地域漁業の盛衰を長期的スパンで取りまとめていきたいと思います。近年の漁業は衰退縮小していることが多く、憂鬱になりますが、再生の手がかりは歴史のなかにあるという気持ちで臨みたいと思います。

中村 周作 会員(宮崎大学)
「行商研究」
 学会賞、心よりお礼申し上げます。本書は、かつて漁村の基幹産業であった女性水産物行商の総括的研究を目的に書いたものです。ご指導いただいた大島襄二先生始め多くの先生方に深謝申し上げます。今は、酒と魚料理の文化地理と、またまた漁業の端っこの研究に精進しております。今後とも、何とぞよろしくお願い申し上げます。

<地域漁業学会奨励賞(中楯賞)>
久賀 みず保 会員(鹿児島大学)

「水産物の商品化技術に関する研究」
 養殖マダイ流通、カツオ節加工流通を材料にした論文をもとに、この度の評価を頂きました。これらの研究を通じて学んだことは、水産業も他産業同様、多様なマーケットを睨みながら柔軟に商品化を図ることが重要だという点です。そしてそれを実現するひとつが、流通局面における加工機能の添加あるいは更なる高次加工化でありましょう。強まりつつある簡便化志向を背景に、加工機能はますます重要になっています。急速に変化する末端需要との結びつきを意識しながら水産加工業の現状を評価し展望すること、これを当面の研究課題とし水産物需給の正しい理解に貢献していきたいと考えております。同時に、この度の受賞を励みに執筆量を増やし、洞察力、筆力を錬磨していきたいと思います。ありがとうございました。

2010

 2010年の地域漁業学会(愛媛大会)において、以下のとおり、中楯賞および柿本賞の受賞が決まりました。なお、学会賞は該当がありませんでした。

<地域漁業学会功労賞(柿本賞)>
古谷 和夫 会員

<地域漁業学会奨励賞(中楯賞)>
川辺 みどり 会員(東京海洋大学)
 1999年に多屋勝雄先生にご紹介いただき、地域漁業学会に入会いたしました。それまで研究といえば自然科学的アプローチしか知らなかった私には、沿岸地域について社会科学的にアプローチし、その情報と意見をわかちあう場である本学会はたいへん新鮮でした。それから10年余、現場と学会・研究会で多くの方々に支えられながら、沿岸資源環境の利用と保全について調査と報告を続けてこられたことを本当に幸せだと思っております。今回の受賞を「もっと真摯に研究しなさい」、という天の声と受け止め、精進したいと思います。ありがとうございました。

2009

 2009年の地域漁業学会(山口大会)において、以下のとおり、中楯賞および学会賞の受賞が決まりました。なお、柿本賞は該当がありませんでした。

<地域漁業学会賞>
市川 英雄 会員

『糸満漁業の展開構造-沖縄・奄美を中心として-』沖縄タイムス社,2009
15年前に書いた学位論文を刊行したものが、思いもかけず、学会賞をいただき、驚愕と同時に名誉に感じています。学位論文の作成過程及び本書の出版・刊行までに多くの方々のご協力やご助言をいただきましたことに、感謝しています。本研究成果が当該分野の研究発展にいささかでも役立てば望外の幸です。

酒井 亮介 会員
『雑喉場魚市場史』成山堂書店,2008

<地域漁業学会奨励賞(中楯賞)>
鳥居 享司 会員(鹿児島大学)

 学会を創設された中楯先生の名前の入った賞を,恩師である山尾先生より受けることができ感激しております。さて,鹿児島大学に着任して約3年たちました。学務に費やす時間が増し,研究の時間がやや減っている点に危機感を感じておりましたが,この受賞を励みに今後もコツコツと地道に正直に研究活動を続けていきたいと考えております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2008

 2008年の地域漁業学会(広島大会)において、以下のとおり、中楯賞の受賞が決まりました。受賞者からコメントをいただきましたので、ご紹介します。なお、学会賞と柿本賞は該当がありませんでした。

<〈地域漁業学会奨励賞(中楯賞)>
林 紀代美 会員(金沢大学)

 学会への単身乗り込みから早11年,学際的な環境のなかで多くの方々より温かいご指導を賜ってきたことが受賞につながりました,心より感謝申し上げます。 流通研究,教育場面づくりへの注目,(津波)災害・防災教育の活動…これらは素敵な仕事ですが,地理学分野でもマイナーな内容・活動です。今後も少しずつ精進し,自分らしい研究や役割の遂行に努める所存です。

松浦 勉 会員(中央水産研究所)
 中楯賞をいただきありがとうございます。35年前の長崎大学水産学部の学生の時、集中講義で中楯先生の講義を受けて大変感銘を受けましたが、あの当時も眉毛が印象的でした。私は研究を始めてから10年目であり、若手研究者として受賞でき大変幸せです。今後とも精進したいと思います。

2007

 2007年の地域漁業学会(宮崎大会)において、以下のとおり、中楯賞と柿本賞の受賞が決まりました。受賞者からコメントをいただきましたので、ご紹介します。なお、学会賞は該当がありませんでした。

<地域漁業学会奨励賞(中楯賞)>
遠藤 愛子 会員(広島大学大学院)

 海の博物館の石原館長の勧めで地域漁業学会長崎大会に初めて参加してから、あっという間に4年が過ぎました。今、思い返してみると、人のめぐりあわせの不思議さと、どれだけ多くの方々に助けられてきたのかと、改めて実感いたします。ここに紙面をお借りして皆様にお礼申し上げます。

東村 玲子 会員(福井県立大学)
 今回の受賞は、とても嬉しいものであると同時に、これまで指導を賜った先生方への感謝の気持ちで一杯です。私が海外調査に熱中するのは、自分の度胸と能力を試す良い機会だからでもありますが、カナダ大西洋岸の漁業は変革期にあり、その行方をこの目で見たいという強い思いもあります。今後とも精進したいと思います。

<地域漁業学会功労賞(柿本賞)>
米田 寛 会員(みなと新聞)
 柿本賞の受賞を喜ぶ:先の地域漁業学会宮崎大会で、思いもかけず第1回柿本賞を受賞いたしました。今は素直に受賞を喜んでいます。学会の開かれた宮崎公立大学は、小生が学生の時に一般教養の授業に通った思い出の場所であっただけに感慨深いものがありました。今後も健康に気をつけて学会発展のためがんばりたいと思います。

2006

 2006年の地域漁業学会学会賞は、選考委員会(片岡千賀之・長谷川健二・婁小波・若林良和・山尾政博・日高健・小野征一郎)における活発な議論のすえ、以下のように決定した。小浜大会に参加した会員はご承知の通りであるが、非参加の会員に周知することも含めて、学会賞選考運営委員長として選考結果・経緯等を報告しておこう。

<地域漁業学会賞>
加藤 辰夫 会員
 
『環日本海の漁業と地域産業-沖合底曳網漁業の経営と流通-』成山堂書店,2006
有路 昌彦 会員
『水産経済の定量分析-その理論と実践-』 成山堂書店,2006

<地域漁業学会奨励賞(中楯賞)>
山本 尚俊 会員
水産流通に関する一連の研究
中原 尚知 会員
マグロ漁業の経営分析および漁業の多面的機能に関する一連の研究
包 特力根白乙 会員
中国の水産物需要構造の計量経済的分析に関する一連の研究

 「地域漁業学会 学会賞選考規定」によれば、地域漁業学会賞は「当該分野における研究の発展に対し多大に貢献したと認められる完成度の高い優れたな研究業績」、地域漁業学会奨励賞は「若手研究者による研究業績の中で特に当該分野における研究の発展に対し貢献度が高く、将来における一層の発展と向上が期待できるもの」、と定められている。  学会賞2本・奨励賞3本のいずれも、選考委員または一般会員からの推薦によるが、「該当者なし」のこともあったことを思えば、今年は「大豊作」というべきであろう。  奨励賞は、山本氏が従来の卸売市場分析に加えて近年のマグロ流通研究に対して授与され、中原・包氏は特に説明は不要であろう。
 学会賞の加藤著書は、地域産業論とフードシステムという分析方法にたち、グローバルなフレームワークのもとで沖合底曳網の漁業経営を分析し、主たる漁獲物であるホタルイカ・ズワイガニ・スケトウダラの産地流通を究明した。また底曳網漁業の、日本海を中心とする産地ごとの多様性を検討する。産地分析=地域性をグローバル流通=国際性と関連づけ、200海里体制、TAC管理、生産物のブランド化に現代的考察を加えている。
 有路著書の主眼は、日本漁業のグローバル化において、重要な生産物であるサケ・マス、ズワイガニ、マグロ等の価格分析を定量的に行い、産地戦略の有効な手段を追求することにある。奨励賞の包氏とともに、計量経済分析を地域漁業に活用し、これまで水産経済研究に体系化されなかった定量分析の地位を明らかにしている。それは国際性・地域性のみならず、学際性にも途を開いた作品として評価できる。本年の学会賞・奨励賞は、量的のみならず内容的にも、地域漁業学会のレーゾン・デトールである「国際性・学際性・地域性」にふさわしく、地域漁業学会の先見性を物語っているといえよう。                                                               選考委員長 小野征一郎(近畿大学)

過去の受賞者

年次奨励賞(中楯賞)学会賞功労賞
(柿本賞)
1993(h.5) 婁 小波 ・田中 史朗    
1995(h.7) 張 瑛秀 ・磯部 作    
1996(h.8) 山尾 政博 ・黒沼 吉弘    
1998(h.10) 田和 正孝 ・上田 不二夫    
1999(h.11) 若林 良和 ・北窓 時男    
2000(h.12) 宗 政憲    
2001(h.13) 日高 健 ・佐久間 美明    
2002(h.14) 常 清秀 ・波積 真理 
・金 大永
   
2003(h.15) 竹ノ内 徳人 ・有路 昌彦 濱田 英嗣
・日高 健
 
2004(h.16) 辻 雅司 該当無し  
2005(h.17) 該当無し 該当無し  
2006(h.18) 山本 尚俊 中原 尚知 
包 特力根白乙
有路 昌彦 
・加藤 辰夫
 
2007(h.19) 東村 玲子 ・遠藤 愛子 該当無し 米田 寛
2008(h.20) 林 紀代美 ・松浦 勉 該当無し 該当無し
2009(h.21) 鳥居 享司 市川 英雄
・酒井 亮介
該当無し
2010(h.22) 川辺 みどり 該当無し 古谷 和夫
2011(h.23) 久賀 みず保 中村 周作
・片岡 千賀之
該当無し
2012(h.24) 河原 典史 ・増﨑 勝敏 該当無し 該当無し
2013(h.25) 玉置 泰司 ・鹿熊 信一郎 東村 玲子 小野 征一郎
2014(h.26) 該当無し 該当無し 該当無し
2015(h.27) 佐々木 貴文 小川 真和子 該当無し