戻る

        地域漁業学会第51回山口大会案内
  1)実施概要
日時 : 2009年11月27日(金)〜29日(土)
場所 : 独立行政法人 水産大学校
      〒759-6595 山口県下関市永田本町2丁目7−1
       ※懇親会は、下関駅すぐ横のシーモール内にあるシーモールパレスで行いました。

日程
    27日(金) 
 各種委員会・理事会

    28日(土):
 8:30〜受付
 9:15 個別報告・総会
 15:2017:50 ミニシンポ
 19:00〜懇親会

    29日(日):
 8:40〜受付
 9:15〜シンポジウム開始
 16:00 シンポジウム・大会終了


参加費等:
 @参加費:¥2000 (個人会員・学生会員同一)
  なお、非会員:要旨集要望者は2000、非要望者は無料。
  A懇親会会費:¥6000円、学生会員 ¥4000
  B懇親会会場までのバス料料金:¥300/人

2)シンポジウムの概要(11/29 9:15〜)

テーマ  『水産物の地域ブランド化の取り組みの効果と課題』
コーディネーター:三木奈キ子・三輪千年(水産大学校)
コメンテーター:波積真理(熊本学園大学)
第1報告:中澤さかな氏(道の駅萩しーまーと)「多品種少量産地の特産魚種開発『山口県萩市のケース』」
第2報告:副島久実氏(水産大学校)「水産物の地域ブランド化の取り組みの現状と課題
                         −地域団体商標の取り組み事例から−」
第3報告:佐野雅昭氏(鹿児島大学)「水産物『ブランド』化事業に対する批判的見地からの問題提起」
第4報告:岡崎勝市氏(中央魚類株式会社)「築地市場・中央魚類株式会社の『お宝ブランド』の取り組み」
第5報告:櫻井清一氏(千葉大学園芸学部)「農産物の地域ブランドの進展と課題について」

※シンポジウムの報告要旨はこちらからダウンロードできます。

3)ミニシンポジウムの概要(11/28 15:20〜)

タイトル「関係性マーケティングからみる養殖業の新たな経営戦略〜連携と交流をとおして〜」

1.ミニシンポジウムの企画の背景
  昨年のリーマンショックに端を発する未曾有の不況の中で消費が冷え込み、魚介類の取引が鈍るとともに浜値の下落が著しく、地域漁業の現場においては資金繰り悪化の中で経営そのものが立ちゆかなくなりつつある。その一方で、大手量販店と産地が連携した水産物の直接取引としてクローズアップされ、産消提携の新しい流通チャネルも出現している。さらに消費者の意識やニーズは、頻発する食品偽装問題や食の安心・安全が脅かされるなどの問題によって、国産志向、安心・安全に対する関心が高まりつつあるのも事実であろう。このような状況の中、大手量販店への対抗軸として、あるいは消費者ニーズへの直接的な対応方法として、生産者や産地が主導権を持った形の市場活動が出現しつつある。
  本ミニシンポジウムでは、このような産地の取り組み事例や生産者の声をクローズアップし、生産や流通に対する工夫や努力などをマーケティング論に基づいて検討しつつ、水産物の新しい販売戦略、流通チャネル戦略に関する論点を整理し、浜・浦の活性化につながるような方向性を考えていきたい。

2.総合司会:伊藤康宏(島根大学)・若林良和(愛媛大学)
3.コーディネイター:竹ノ内徳人(愛媛大学)
4.コメンテーター:山本尚俊(長崎大学)・亀田和彦(長崎大学)
5.報告内容
(1)第1報告〜解題 「関係性マーケティングからみる養殖業の連携の効果と課題」
                                   竹ノ内徳人(愛媛大学)

(2)第2報告「愛媛県における新たな養殖業の連携」
                         金尾聡志(愛媛県農林水産研究所水産研究センター)

(3)第3報告「愛媛県養殖業の流通販売活動への取り組み:連携・協働による販売促進活動」
                                         松本嘉晃(愛媛県認定漁業士)

(4)第4報告「大分県における生産者が取り組む小売・消費者ニーズ対応型の養殖業」
                                      村松一也(村松水産代表取締役)

(5)第5報告 「地産地消を基軸としたカキ養殖地域の製販戦略〜漁業地域におけるカキ焼き小屋のインパクト〜」
                                            宮田勉(中央水産研究所)

※ミニシンポジウムの報告要旨はこちらからダウンロード出来ます。

4)個別報告のスケジュール

※個別報告のスケジュールはこちらからダウンロードできます。