- 地域漁業学会近畿部会 2013年度 研究会報告
- 地域漁業学会 2010年度 第1回研究会の開催案内
- 地域漁業学会(山口大会)ミニシンポジウムに関する合同研究会
- 中国四国部会
- 九州部会の活動
- 中国四国部会 研究会報告
地域漁業学会近畿部会 2013年度 研究会報告
2013年8月22日
近畿部会 増﨑勝敏(大阪府立旭高等学校)
近畿部会は2013年5月11日(土)に人文地理学会歴史地理部会の研究会を関西学院大学大阪キャンパスにおいて共催した。テーマは「漁業をめぐる歴史学・地理学への誘い」であった。
研究会では2名の発表者の報告と、それを受けたコメントがなされたのち、全体討論が行われた。以下その概要を報告する。
第1報告 従事者の行動から見た漁業史
服部亜由未(名古屋大学)
ここでは服部氏が歴史地理学の立場から漁業研究を行うに至った経緯と、今後の課題、研究を通した様々な出会いや研究の魅力を報告した。服部氏は北海道におけるニシン漁業について、『北海道出稼年度記録』に基づき、出稼ぎ漁夫個人の一生における出稼ぎ活動を分析した。服部氏によれば、従来の研究は漁家に残された「漁夫名簿」等を活用した漁夫の出身地や就労年数の分析に限定され、漁夫個人に視点を置いた分析は手つかずの領域であったという。服部氏の研究の出発点となった『北海道出稼年度記録』と「漁夫名簿」を組み合わせて検討することで、ニシン漁業の就業場所と出稼ぎパターンが変化することを示すことが可能となった点が指摘された。また服部氏は、ニシン漁業の衰退期において従事者が複合漁業や新規事業への挑戦、他業種との副業といった多角的な経営を展開した点にも言及した。
第2報告 「漁業史」との出会い、そしてこれから―歴史学の立場から―
鎌谷かおる(神戸女子大学)
鎌谷氏は歴史学の立場から漁業・漁業史研究の方法や、自身のフィールドとの出会い、隣接する諸学との関係等について報告した。鎌谷氏は近江国堅田の古文書研究が自身の琵琶湖における漁業史研究の契機となった点に言及したが、なかでも「出会い」をキーワードとして、研究者との出会い、フィールドとしての滋賀県高島市マキノ町知内集落との出会い、同地での研究会の発足とそのメンバーとの出会いについて述べた。知内集落での研究に関しては、連関する諸学の研究者とともに地域で生活をしながら研究を進めるというスタンスが示された。
コメント 「『漁業、魚、海をとおして見つめる地域―地理学からのアプローチ』の編集に携わって」
林紀代美(金沢大学)
林氏は漁業を扱う地理学と歴史学、さらに漁業社会学等の隣接諸学の研究者が集い、それぞれの研究の出発点や研究に寄せる思いを披瀝しあうことの意義についてコメントした。林氏は研究者がこうした各人の研究の根幹にあるものを語る場面は多くはないものの、そうした行為が自己の学問の他者への発信のみならず、研究者自身の足許を見つめるうえで重要であることを指摘した。また、研究者が対象に対する魅力を語る平易に語ることが、次代を担う若き研究者やフィールドである地域に還元してゆく営みとなることに言及した。
全体討議
司会 河原典史(立命館大学)
全体討議では事実確認として服部氏に対する漁業権の変遷に関わる確認から議論が開始された。そして、鎌谷氏に対しては琵琶湖漁業についての漁閑余業、農閑余業について検討する必要性が説かれた。つぎに漁業に対する地理学と歴史学からのアプローチの相違点・共通点に関し、歴史資料としての文書の扱いなどが議論された。さらに若手研究者へのアドバイスと、研究の地域への還元についての討議がなされた。前者では、調査される側にとって負の側面となる資料の扱いや、個人情報に関わる問題が指摘された。また、後者ではどのような研究対象をどのように具現化して還元すべきかという点が議論となった。
地域漁業学会 2010年度 第1回研究会の開催案内
2010年6月22日
地域漁業学会 研究企画委員会、中国・四国部会、九州・沖縄部会
以下のとおり、地域漁業学会の第1回研究会を実施いたします。会員の皆様におかれましては、多数、ご参集下さいますようにお願い申し上げます。
| 日時 | 7月31日(土)14時~17時 |
| 場所 | 広島大学 東千田キャンパス(JR広島駅より約30分、広島電鉄「日赤病院前」下車すぐ) |
| テーマ | 魚類養殖の再検討に向けた研究視点 |
| 話題提供者 | 竹ノ内徳人(愛媛大学)、金尾聡志(愛媛県庁)、久賀みず保(鹿児島大学)、若林良和(愛媛大学) |
- 場所は、東広島市ではありませんので、十分にご注意ください。会場はJR広島駅から広島電鉄で約30分です。
- 山尾会長の食料生産管理学研究室名で「瀬戸内海の養殖」研究会として予約されています。なお、終了後は近くで簡単な夕食会も予定しております。
地域漁業学会(山口大会)ミニシンポジウムに関する合同研究会
2009年8月28日
沖縄・九州部会、中国・四国部会合同部会
今秋開催の学会ミニシンポジウムに関連して、地域漁業学会九州沖縄部会、中四国部会のみなさまのご協力により、合同研究会を下記の要領で開催することになりました。合同研究会では、ミニシンポジウムに関する話題提供ならびに意見交換を通じてより良いものにしていきたいと思っております。お忙しいところ恐縮ですがご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
文責:竹ノ内徳人
- 日時:2009年9月6日(日)13:00-17:00(変更可能性あり)
- 場所:下関市立大学 学術センター3階会議室
- 内容:今秋開催の地域漁業学会ミニシンポジウムに関する報告ならびに意見交換
- 報告
(1)ミニシンポジウムに関連する話題提供(2時間)(報告タイトル変更可能性あり)
- 愛媛県魚類養殖業の現状と課題(竹ノ内徳人)
- 愛媛県養殖業の現状と課題~連携・協働による販売促進活動~:愛媛県養殖業の生産・経営に関する現状分析と新しい販売への取り組みについて報告
- 養殖カキの地産地消の実態と課題~養殖カキの生産から販売まで~(宮田勉)
- 福岡県・佐賀県・岡山県などの「カキ焼き小屋」を事例として、生産者による高付加価値化と販売戦略(生産+地産地消)の分析・報告
(2)ミニシンポジウムに関する意見交換(2時間)
- ミニシンポジウム構成と報告内容
- ミニシンポジウムでは、生産や流通に対する産地の取り組み、生産者の工夫や努力をクローズアップし、水産物の新しい販売戦略、流通チャネル戦略などをマーケティング論に基づいて分析・検討し、浜・浦の活性化につながるような方向性を考えていきたい。
- テーマ設定について
- ミニシンポ構成について
- パネリスト(現時点で確定しているパネリスト:大分県:村松氏、愛媛県:松本氏)
- 意見交換
以上
- 9月6日には個別報告をお受けする企画はございません。
中国・四国部会長 伊藤康宏
沖縄・九州部会長 亀田和彦
中国四国部会
2007年8月23日
地域漁業学会中国四国部会 伊藤康宏
残暑お見舞い申し上げます。 皆様におかれましてはますますご清栄のことと存じ上げます。 さて地域漁業学会中国四国部会研究会を下記の要領で開催したいと 思います。 ご多忙中とは存じますが、皆様のご参加をお待ちしております。
記
| 開催日時 | 9/8(土)午後、14:00~18:00 |
| 開催場所 | 広島大学大学院生物圏科学研究科(東広島市鏡山1-4-4)別紙、地図参照 当日、建物の入り口に会場案内を掲示します。 |
| 報告 | 濱田英嗣氏:魚食・ブランド化の諸問題 竹ノ内徳人氏:農林水産省農林水産政策研究所での業務と今後の研究課題(仮) |
九州部会の活動
九州部会長 亀田和彦
長崎大会のミニ・シンポジウムの論点整理を念頭においた議論と 個別報告を一泊二日の日程でおこないました。
| 日時 | 平成16年8月23日『漁村活性化の成功条件』、24日『個別報告』 |
| 場所 | 熊本学園大学 |
| その他 | 『漁村活性化の成功条件』 「水産物のブランド化」(波積真理、熊本学園大学) 「海洋性レクレーション」(鳥居享司、近畿大学COE) 「プレジャーボート」(竹之内徳人、愛媛大学) 「平成長崎俵物」(柴崎賀広、長崎県水産振興課) 『個別報告』 「マグロ資源の国際管理におけるIUU・FOC問題に関する考察」(坂本寛、鹿児島大学連合大学院) 「日・韓TAC制度の比較」(西田明梨、長崎大学大学院) |
中国四国部会 研究会報告
中国四国部会では、山尾会員、副島会員の協力により、2004年6月12日(土)14時30分から 広島大学(東千田キャンパス・講義室403号室)において、下記のとおり、3報告による 研究会を実施しました。
竹ノ内徳人(愛媛大学):沿岸域利用における地域漁業の展望―競合から連携へ―
George Matiya Grant(愛媛大学・院D)・若林良和(愛媛大学):Challenges of Managing Fisheries Resources: Lessons from Community Based Management Activities in MALAWI
副島久美(広島大学・院D):漁村女性グループの役割とグループメンバー内の意識差
当日は、中国四国部会の会員のほか、関西や九州の会員、さらには、広島県や高知県の行政関係者など、合計20名あまりの参加者があり、予定の時間を超えて、積極的な議論が行われました。 その後、大学近くの居酒屋で懇親会を開きました。
なお、次回の中国四国部会の研究会は、愛媛県松山市で、最近の四国の水産事情について、漁業者や業界・行政関係者から話題を提供していただき、意見交換することになりました。
(文責:中国四国部会長 若林良和)