地域漁業学会 第67回大会のご案内

1. 大会開催にあたって

熊本大会実行委員長 波積真理

第67回大会は2025年11月7日(金)、8日(土)、9日(日)に、熊本学園大学で開催いたします。熊本での開催は、1995年「西日本漁業経済学会」として開催されて以来2度目となります。熊本地震から復興もすすみ、新たな商業施設や、阿蘇くまもと空港も2023年にリニューアルオープンし、賑わいをみせています。またTSMCも2024年に進出し、ビジネス・観光とも海外からの来熊者は過去最高となっております。今回、熊本大会開催にあたって、シンポのテーマのみならず、熊本らしさを体感していただくために、懇親会は熊本城がみえるホテルにて行います。

また、9日(日)のエクスカーションは、9割を超える高い遭遇率であり、漁業と共存しているイルカウォッチングを視察します。後に、五和町漁協が経営される食堂にて、代表の方のお話しをお聞きする機会を設けております。皆様のご参加を心よりお待ちしております。現在熊本は、ビジネスでの来訪や、インバウンドが急増しています。そのため、市内のホテルのご予約を早めにしていただければと存じます。熊本で皆様とお会いできますことを心より祈念いたしております。

2. 大会シンポジウムの概要

研究企画委員会 工藤貴史

前号の会報でお伝えした通り、第67回大会のシンポジウムテーマは「有明海における海苔養殖の現状と課題」となりました。

海苔養殖の主産地である有明海では、近年、海苔の収穫量減少や質の低下(色落ちなど)によって生産枚数が大幅に減少しています。主たる原因には、海水温上昇による養殖期間の短期化、食害の増加、珪藻赤潮の発生、栄養塩不足といった漁場環境の問題が挙げられています。国内の海苔生産量の半数以上を賄う有明海での不作は、全国の海苔相場にかつてないほどの高騰を引き起こしました。海苔の価格上昇によって生産金額は横ばいに推移しているものの、極端な不作が続く状況は有明海沿岸域における海苔養殖業者の廃業を招いており、一方で価格の高騰は消費者側の海苔離れにもつながると危惧されます。有明海の海苔養殖の生産が回復して安定的に供給されることは、業界のみならず国民一般からも求められているといっても過言ではありません。漁場環境の悪化に対して、生産現場ではさまざまな対策が試みられています。研究者側も各自の知見を共有して、不作の原因究明・対策検討から、不作による社会経済的な影響の分析に至るまで、分野間・産学間で連携しながら積極的にかかわっていくことが求められています。

そこで今回のシンポジウムでは、有明海の漁場環境の変化が海苔養殖にどのような影響を与えているのか、それに対して地域漁業(海苔養殖業者・漁協・漁連・県)がどのような対応をしており、生産の回復に向けて何が課題となっているのかということを各県の実態から明らかにして、総合討論では地域漁業としての海苔養殖の特徴や復活に向けた課題について共通理解を深めていきたいと考えております。みなさま是非ご参加ください。プログラムは以下の通り予定しております。

シンポジウムテーマ 「有明海における海苔養殖の現状と課題」

2025年11月8日(土)13:30-17:30

13:30-13:40解題:趣旨説明崎田誠志郎(久留米大学)
13:40-14:05第1報告「佐賀県における海苔養殖の現状と課題」小池政勝(佐賀県有明海漁業協同組合鹿島支所)
14:05-14:30第2報告「福岡県における海苔養殖の現状と課題」西田裕一(福岡有明海漁業協同組合連合会)
14:30-14:55第3報告「熊本県におけるノリ養殖の現状と課題」生嶋登、若田隆太(熊本県水産研究センター浅海干潟研究部)
14:55-15:15休憩
15:15-15:40第4報告「福岡県のノリ養殖における環境変化への対応」鳥居享司(鹿児島大学)
15:40-16:05第5報告「有明海における海苔の格付けについて」眞次一満(中村学園大学)
16:05-16:15コメント前田竜孝(長崎県立大学)
16:15-16:25休憩
16:25-17:25総合討論司会:崎田誠志郎(久留米大学)
17:25-17:30閉会のあいさつ会長 波積真理(熊本学園大学)

3. 大会スケジュール

11月7日(金)
18:00-20:30理事会・理事改選(1号館 14B)
11月8日(土)
09:00-13:10一般報告(第1会場 1号館141、第2会場 1号館14A、第3会場 1号館14C)
随時昼食
13:30-17:30シンポジウム(1号館 141)
17:35-18:15総会(1号館 141)
19:00-懇親会(場所:KKRホテル熊本)
11月9日(日)
7:00-エクスカーション(詳細は案内をご覧ください)
※7日と8日の昼食は各自で持参ください。

4. 開催地

熊本学園大学 キャンパスマップ

  • 大会会場は「新1号館 みらい」です。
  • キャンパス内のコンビニは土曜日も営業しています。

5. 大会参加・懇親会の事前申込・振込のお願い

大会参加の事前申込と大会参加費等の事前振込が行えます。大会運営の効率化と開催校の負担軽減のため、皆様のご協力のほど、どうぞよろしくお願い致します。

申込・振込期限2025年10月23日(木)締切
⇒ 締切延長 申込・振込期限:10月28日(火)
申込フォーム パソコンから
スマートフォンから:
大会参加費一般(会員・非会員)3,000円
学生(一般・非会員)2,000円
懇親会費一般(会員・非会員)5,000円
学生(一般・非会員)3,000円
※現地支払いの場合は、一般6,000円、学生4,000円とさせていただきます。
エクスカーション参加費:6,000円
※大会申込フォームで申込し、大会参加費等と一緒に事前にお支払いください。
※会報No.129に同封の郵便振込用紙をご利用の場合は、空欄に「エクスカーション参加費」とご記入ください。
※振込期限以降は、当日現地にてお支払いください。

6. 一般報告の申し込み

申込期限8月1日(金)~9月17日(水)
一般報告エントリー費一般(会員)1,000円/学生(会員)無料
※振込期限は9月24日(水)正午です。
※振込先は大会参加・懇親会事前申込先と同じです。
※事務局確認メールが届いたらエントリー完了です。
入力内容①報告者、共同報告者の所属と氏名
②報告題目
③要旨集原稿(学会HP上のWordファイルで作成)
④連絡先(メールアドレス)
エントリーフォーム パソコンから
スマートフォンから:

※エントリーにはGoogleアカウント(Gmailアドレス)が必要です。
※エントリーフォームからの申し込みが難しい方は、事務局あてにエントリー情報(①~④)をお送りください。
要旨集のHP掲載10月20日(月)ごろ予定

注意事項

エントリーについて

  • 会費を滞納している会員は、一般報告に申し込むことができません。事前に会費を納めていただきますようご協力をお願いいたします。

一般報告要旨について

  • 要旨集の執筆に際し、座長選出の参考資料となること、学会HP上で公表するので一定の研究公表の水準を確保すべき点、会員に限らず多くの方々が目にするものになることを考慮し、研究の概要を述べる部分に関しては800~1000字で記していただきます。
  • 「当日報告で詳細に触れる」のような書き方はせず、できるだけ調査内容・結果の概要説明を充実させて執筆いただきますよう、ご協力願います。
  • 各報告者からのデータを綴じて要旨集とするため、様式を統一して掲載できるよう、ひな形の書式等の設定は変更せず,1ページに収まるよう作成ください。
  • お送りいただいた原稿は、報告要旨集に収録して配布・販売するほか、地域漁業学会のHP 等に掲載・公表される事があります。ご了承ください。

大会に関する各種お問い合わせ

(参考)地域漁業学会 第66回大会のご案内